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2002.11.17.
珠玉の翻訳
以下が徹夜の文献調査と医師とのやりとりで導き出した珠玉の翻訳文章の一部です。賢明な皆さんにはプロとしての仕事の質の高さがご理解頂けると思います。
筋筋膜トリガー緊張帯の形成と活動度の上昇に大きな影響を与えるのはホルモン異常・代謝プロセスの低調や障害で、とりわけ甲状腺機能低下症・ビタミン欠乏症・痛風・感染症(特にウイルス性)・中毒症(自家中毒症を含む)といった疾患がある場合にその影響は顕著である(トラヴェルJ.G.,
サイモンズD.G., 1989年)。慢性線維筋痛症(しばしば再発性の)が、程度の重い痛み症候群(適当な治療が施されなかったことによるものを含む)により病状の悪化がみられることは、恒常的に作用する複数の誘発要因の交差作用を証明している。筋筋膜緊張帯の一部の神経・筋肉が、機能不全の状態から生体の退行性変形へ段階移行することは、線維筋痛症の病状を深刻化している誘発要因交差作用のメカニズムのひとつとして捕らえるべきであり(ポペリャンスキーYA.YU.,
ザスラフスキーE.S., ヴェセロフスキーV.P., 1976年)、このメカニズムにおいては低酸素症が主導的役割を持つ。
この(緊張帯の発生から線維筋痛症の発症に至る)プロセスに腱・筋膜・靭帯・滑膜・軟骨・骨が一切関係せず、筋の過緊張のみ単独で生じることはありえない。したがって、最も強い筋負荷のかかる部位において(特に遺伝素因・体質や誘発要因の影響下では特に)低酸素症の責任病巣や退行性変化のプロセスが進行していると考えられる。このことは、この関連域において線維筋痛症の症候群が局所的・複合的・全般的に形成される前提条件となる。
現在に至るまで背部のあらゆる痛みは骨軟骨症に関連付けられてきたということをもう一度思い起こしていだたきたい。実際骨軟骨症が痛みの原因であることはほとんどない。痛みの原因は軟部組織やその周辺の脊柱や関節の病理に潜んでいる場合が最も多い。しかし脊柱の骨軟骨症その他の退行性病態は日常生活のある段階で生じ、徐々に進行し、また病理状態を形成する。その病理状態は人間を椎骨や関節の痛み症候群発生の危険にさらす。この病理状態は疾患ではないが、痛み症候群が消失しても存続する。さらにここ十数年の文献において研究されてきたのは主に骨軟骨症であり、その他の退行性変化の形態は研究者・臨床医の視野には入っていなかった。その結果それらの適正な診断はほとんど行われていない状態である。患者がそのことを知る由もなく、医師に相談すれば、専門知識と手際よい処置が得られると考えている。
軟部組織・靭帯・関節で生じた痛み症候群には適切な治療が施されないということを認識する必要がある。鎮痛剤−インドメタシン・ブルフェン・オルトフェンなど−を服用しても効果は継続的でなく、2〜4時間後に痛み症候群が再び現れる。さらに大量の痛み止めを頻繁に服用すると慣れが生じ、その後の使用では痛み症候群を抑えることができなくなる。
前述のとおり、良い治療効果が得られるのは背中や関節の圧痛点・トリガー緊張帯への赤外線レーザー照射である。先に挙げた薬品以外で、あらゆる部位における痛み症候群を(一時的であれ)除去するのに最も広く知られている方法は、マッサージ・手技療法・運動療法・物理治療処置である。しかしこれらの処置はいずれも担当医の許可を必要とする。
作業チーム進行表
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